144MHz LJ Type 5el YAGI


18メガ5エレ八木アンテナに端を発し、2m衛星用のためのロングジョンタイプ八木を
製作され、いい結果を得られたとの情報を頂きましたのでレポートします.
Many Thanks to JA2HPS & JI2SSP


2mロングジョンタイプ5エレ八木の製作

まずはアンテナ・シュミレーション結果から(MMANA)
ご覧のとおり、ゲイン、F/B比、仰角、SWRとそれぞれ大変素晴らしい設計となっています.

*衛星用に使用するため、地上高5mで最適化されています.


ノウハウの沢山つまっている給電点の様子.
ラジエターエレメントはガラス・エポキシ基板で作ったエレメント・クランプで
保持されている.ショートスタブはエナメル線で製作.バランはシュペルトップ構造となっている.


シュペルトップ(Spertop)
2mという周波数が高いことからバランとしてシュペルトップを採用されています.
これは給電点に長さλ/4の円筒形導体をかぶせ、アンテナ側を開放し、
反対側をケーブルの外導体に接続したものです.


完成したロングジョンタイプの2m八木アンテナ.
*2m用八木でロングジョン&スタブ構造のアンテナは珍しいのでは?

衛星を狙う2mロングジョン八木アンテナ(手前)
使用感 by JI2SSP
このアンテナですが、5素子しかありませんが、なかなかの切れが有り、
フロントでフルスケールの信号が、バックからバックサイドではS1程度まで下がります。
これだけの切れはメーカー製のアンテナでは有りません。

衛星での実際のQSOでも、衛星からの自分の信号が430MHz で降りてきますが
大変良好な信号で降りて来ます。(衛星まで良好な信号で届いているようです)

また、FM衛星は東南アジア〜中国大陸の違法局の混信が有りますが、
この混信を乗り越えているようです。
パイルアップでも早く順番が回ってくるようになりました。

小粒ですが、「ピリッ」としたアンテナです。

JI2SSP ひらおか